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一升瓶片手に日本刀で切腹自殺した男の人の霊を見た話

いつもブログをご覧頂きありがとうございます。このブログを書いていますミライです。

以前、私が霊を見たのは生涯1度だけと言う記事を書きましたが、後1回あったので今日はそれを書きたいと思います。

関連記事: 私が霊を肉眼で見たのは生涯1度だけ。ひいお婆ちゃんが立っていた

何故、今頃思い出したのかと言うと、今までずっと霊を見たのではなく、実際の人間を見たと思っていたからです。

幼稚園の頃か小学校1年生位の頃か、年齢もバラバラの近所の友達男女5~6人で、道路を何本か挟んだ地域に住む、自分達と同じような年齢の子供達が住んでいる場所に走って遊びに行きました。

ただみんなで一緒に走り回っているだけでも凄く楽しいようなそんな時代です。
1人の男の子が「秘密基地に連れて行ってやるよ!」とかなんとか言って、みんなでワクワクしながら走って着いて行きました。

そこはとても古びたボロボロの白いアパートの1階で、玄関が開いていて、その男の子を先頭に10人位で一斉にワーッと全力で土足で走って入って行ったのです。

玄関の向かいにあるベランダも開いていて、みんなでテンションが高いまま、土足でそのまま外に走り抜けたのですが、走って通り過ぎるその部屋の中に、さらしを巻いた血だらけの男の人が、一升瓶片手にあぐらをかいて首を垂れて座っていたのです。

畳の上には血の付いた日本刀が置いてあり、白い壁にも血が沢山飛び散っていました。

この男の人に気付いて足を止めたのは私だけで、それを見ても何故か全く怖くありませんでした。

私が見ていても絶対にこの人は気が付かない、そんな隔たりを感じていました。

私はその人を見た時、荒い呼吸をして生きているのを確認しました。何かじっと時間が経つのを待っているような様子でした。

それを見ても私はみんなと同じく、高いテンションのまま、そのアパートの部屋の中を通り抜けました。

そして数日後、またあの部屋を通り抜けるのが楽しくて友達と行こうということになって行ってみたのですが、そのアパートのドアは閉まり、中に入れなくなっていたのです。

それで「閉まっちゃったんだね」と言って少し残念な思いをしたのですが、今思えばあれはきっと、畳の上で一升瓶の酒を飲み、気を紛らわして日本刀で切腹自殺した男の人の霊を見たのだと思いました。

長い間私はこの思い出を、本当にそういう人が居たのを見たと思っていたのですが、今思えばあれが本当の人間だったら次の日に事件だと言って大騒ぎになってるだろうし、親に話しても何も言っていなかったし、何より中にいた男の人の雰囲気が独特で普通ではなかったし、土足で玄関からベランダまでみんなで一斉に走り抜けたのもおかしいです。

霊を見ただけでなく、一瞬だけいわゆるパラレルワールドに入って行ったのかもしれないと思いました。

皆さんもこのような思い出はありませんか?

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