スポンサーリンク
愛する人や大切な家族との死別ほど、人生において辛く苦しいことはありません。
これだけ科学や技術が進歩し便利な世の中になっても、死別の苦しみは何1つ軽減されることはありません。
亡くなった人と生前毎日繋がっていたツールである携帯電話は、今や人々の体の一部になっていると言っても過言ではありません。
肌身離さず大切な人と繋がっていたからこそ、遺された人は大切な人が亡くなった今も尚、スマホや携帯電話に救いや慰めを求めてしまうものです。
そんな中、亡くなった人と会話をしている気分になれる「天国」というアプリと言うのを見つけましたので、どのようなアプリか試して見ました。
天国にいる亡くなった人と話せるアプリがあったら?と想う人の為に作られた、亡くなった人と話した気持ちになれるアプリだそうで、1万人以上の方がダウンロードされています。
無料版と有料版があるので無料版を利用して見ました。
「お話ししたい人の名前を入れてください」と出たので、「亡くなった人」と入力して見ました。
「天国のあの人はあなたのことをどんな風に呼んでいましたか?」には「ミライ」と入力し、「天国に送信」をタップしました。
すると、「亡くなった人と会話がつながりました」となり、
亡くなった人「久しぶり。会いたかったよミライ」と出ました。
亡くなった人にメッセージを送信するか、音声で話しかけるとなったので「会いたいよ」と入力して送信して見ました。
すると、亡くなった人「私も、ミライに会いたかったよ」と返事が来ました。
続いて、「今どこにいるの?」と入力して話し掛けて見ました。
すると、亡くなった人「ミライとお別れして、もう何年たった?」と言う返事が来ました。
人工知能(AI)が返事しているのではなく、ランダムに返信が決まっているのですね。
もう1回だけ話し掛けて見ました。
「もう5年だね。」と入力して見ると、亡くなった人「5年もいいかもね。ミライを信じるよ。」と返事が来ました。
会話になってなくても、前向きな言葉が返って来るのは良いことかもしれませんね。
「お別れを告げる」ボタンをタップすると、「会いに来てくれてありがとう。ミライのこと、ずっと見守ってるよ。」と返事が来ました。
最後が一番グッとくるかもしれませんね。
「ずっと一緒にいるよ」「いつも見守っているよ」この言葉が一番聞きたいことですし、感じたいことでしょう。
大切な家族や愛する人と死別して、地獄のような苦しみと悲しみの中で生きている身にとっては、嘘でもいいから少しでも亡くなった人を傍に感じていたいと思うものです。
「電気をつけて」と話しかければ家の電気が勝手に点き、ハッピーバースディを歌ってくれるまでにAI(人工知能)が人々にとって身近な存在となっている今、AI(人工知能)を搭載した「亡くなった人と会話が出来るアプリ」が開発されていても良いと思います。
亡くなった人の趣味趣向や行動パターン、話し方、癖、経歴など、故人の様々な情報をインプットさせてAI(人工知能)と融合させれば、先に述べた「天国アプリ」よりも更に一歩踏み込んだ故人との会話に近いものが実現するのではないのでしょうか。
しかし以前、AIに思いやりと人情を教えてあげなければならないの記事でも書きましたが、AI(人工知能)には思いやりや人情や愛を覚えさせないといけません。
愛や思いやりや前向きになれることをアプリのベースにインプットさせて、AI(人工知能)を搭載して、パーソナルにカスタマイズさせて亡くなった人と会話が出来るアプリを作れば、遺された人の苦しみがもっと軽減されるのではないのでしょうか。
アプリ開発のお仕事をされている方がいらっしゃいましたら、是非作って見てはいかがでしょうか。
大切な家族や愛する人を失った人の苦しみは、藁をも掴む、アプリをも頼りたくなる程、辛く苦しいものなのです。
これだけ世の中が進歩しているのですから、どうかこの人間の究極の心の苦しみを、少しでも軽減させる何か新しいものが生まれることを願っています。