いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます。このブログを書いていますミライです。
先日、テレビ東京のザ・ドキュメンタリーに、ブログに何度か書いております松田広子さんがご出演されていましたので少しお話ししたいと思います。
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イタコの口寄せとは
イタコの口寄せとは、亡くなった人の魂を呼び、亡くなった人からのメッセージや意思を伝えるものですが、東北地方に古くから伝わるイタコの口寄とは、占いや霊視のように当たる当たらないというものではなく、また憑依的でもなく、依頼者の心の苦しみや悲しみを癒すことを目的としているものです。
東北地方に古くから伝わる元々のイタコの口寄せとは、何か心配ごとや不安なことがあった時に気軽に頼れる相談所のようなもので、東北地方の風習としてイタコは生活の一部として溶け込んでいました。
大事なのは霊感ではなく、人と人とがお互いに話し合って問題を解決して行くことであると言います。
元々イタコの口寄せとは、目の見えない女性達の職業であった為に、口寄せのやり方について書き残されたものがなく、イタコの口寄せの業は師匠からの口伝えで代々受け継がれて来たと言います。
口寄せのやり方としては数珠を鳴らしながら、津軽弁なのかイタコ特有なのか独特なイントネーションの般若心経や子守唄の和讃のような歌を歌って魂を呼び降ろします。
最盛期には東北地方に500人以上いたイタコも現在は4人しかおらず、その内の3人は70代以上で、残りの1人が最年少の48才の松田広子さんです。
最後のイタコ 松田広子
松田広子さんは6世代目のイタコで、師弟系譜が明らかな東北地方正統派の本物のイタコです。
松田広子さんは子供の頃から体が弱く、祖母に連れられてイタコの林マセさんの所に通い、どの方向の病院へ行くかなど様々なことを相談していました。
松田広子さんは高校生の頃部活に入らずに毎日林マセさんの所に行き、高校を卒業すると同時に林マセさんに弟子入りをして、多くのお経と口寄せの術を覚え、19才の時にイタコデビューを果たされました。
松田広子さんは、「心の健康を取り戻して貰うのがイタコの役割」だと仰います。
二児の母であり、青森の方特有の心の温かさ、穏やかで優しい純真な心をお持ちの方です。
イタコの後継者
日本の東北地方の伝統であるイタコの口寄せは消滅の危機にあり、松田広子さんの後を継ぐイタコがいなければ、師弟系譜が明らかな生粋のイタコの伝統が途絶えてしまいます。
ブログをご覧の方で青森の伝統的な本物のイタコの口寄せを継承したいと言う方はいらっしゃいますでしょうか?
亡くなった人に会いたい時は「天国アプリ」で会話した気持ちになるの記事でも書きましたが、死別の苦しみほど辛く悲しいものはなく、これだけ便利な世の中で科学や技術が進化した現代においても、死別の苦しみだけは少しも軽減されることがありません。
日本の東北地方の伝統であるイタコの口寄せは、死別して遺された人々の苦しみや悲しみを癒す緩衝材であり、人の心に寄り添う日本独特の風習です。
何とかして松田広子さんに次ぐ青森のイタコの口寄せの後継者が現れてくれればと良いなと思います。
イタコの口寄せと言えば、青森県の津軽弁が印象的かもしれませんが、私が思うには青森県出身じゃなくても東北地方におられる現役のイタコさんにきちんと弟子入りをして、しっかり修行を積めばイタコの口寄せを継承することが出来るのではないかと思います。
東北地方に伝わる歴史的・伝統的なイタコはカウンセリングや医者のように、1回の口寄せに決まった料金を定めることが出来ません。必要最低限暮らして行けるお金があればいいと思い、東北地方に伝わるイタコの口寄せを命を懸けて後世に引き継いで行きたいと言う方がいらっしゃれば、東北に骨を埋める覚悟で修行しに行くのはいかがでしょうか。
松田広子さん曰く、時代と共に相談者がイタコに求めるものが変わって来ており、昔のイタコの口寄せは相談者にとって「仏様の語りを聞く」と言う受け身であったのが今は、「亡くなった人と会話したい」と言う相談が多いそうです。
霊感はあるけど霊能者って程ではない、占い師にも興味がない、でも何か人の役に立ちたいと言う方は、東北地方に古くから伝わる伝統的なイタコの口寄せの後継者になって見てはいかがでしょうか?
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